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2006年10月14日 (土)

市民戦を見て

以前市民戦を観戦しにいった時の感想です。
参考になれば^^

●まずはじめに●
勝負に絶対はない。
例えば極論になりますが初心者がプロと対戦したとしても千回試合をすれば、1勝する可能性があります。更に言えば、フェデラーと対戦したとするなら必ず1ポイントは取れる可能性があります。
逆を返せば上手いと思われる相手であっても誰にでも勝つ可能性があります。
さらに、格上の立場からすると勝って当たり前なだけに必要以上にプレッシャーを感じますのでつけ込むスキはかなりあります。
だからこそ、試合は細心の注意を払う必要があります。

●ロブ●
今日、観戦した試合は女子ダブルスですが、やはりロブが多いですね。
このロブを如何に処理するのが勝負にカギになります。
基本的にダブルスは陣地取りゲームです。
雁行陣から平行陣を取れた方が有利というセオリーがあります。
しかし、平行陣を取ってからロブを上手く処理できないと逆に追い込まれてしまうケースが多々あります。
ここで注意しなければならないことは、プロのように身体能力が高く血のにじむような練習を積み重ねた人であればほとんどをスマッシュで確実且つ破壊力のあるショットを精度良く打つことができますが、これはコーチレベルでもかなり困難な技術です。

ならばどうすれば良いかというとロブをハイボレー(カット)したり下がってストロークで返球するしかありません。
ここで必要な技術は、スピードよりも正確にコントロールできるハイボレー、ストローク、ロブです。相手が雁行陣であれば後衛に深く打ったり、前衛の足下、スマッシュを打たれないロブが要求されます。
相手が平行陣であれば相手の足下もしくはスマッシュを打たれないほどの深いロブが要求されます。
今日みていたダブルスでも今ある技術で上記のロブ捌きさえできればかなり負けた試合を勝ちに変える事ができるはずです。
是非スマッシュばかりの練習ではカットやロブの重要性を認識して下さい。

●サーブ●
全体的にかなり1stサーブの確率が低いですね。
速いサーブを打ちたい気持ちは分かりますが、結局2ndサーブでプレッシャーを感じて山なりな真ん中に打つサーブになってしまっては意味がありません。
プロでも1stは最低でも50%です。
組み立てをするためにも1stはスピードを抑えてコーナーに打ち分ける必要があります。
また一度でも速いサーブを見せておけばリターンの心理としてはかなり警戒してプレッシャーを感じるので、リターンミスをさせる事ができます。

●ポジション●
ポイントは決めても相手がミスをしても同じポイントです。
だからこそ、相手にプレッシャーをかけるために前に出たり、相手の打ちそうな場所に構えることが大切です。
サッカーに例えるなら
ボールを持っている時に仕事が出来るのが上級者
ボールを持っていない時に仕事が出来るのが達人!!

●コミュニケーション●
上記の「ポジション」によってポイントを取れることがあるのだから、「ナイスショット」ばかりではなく「ナイスポジション」「ナイスプレッシャー」等の声の掛け合いがあるとより充実したダブルスになるはずです。

よくある光景ですがペアの片割れが要求をしすぎてペアが萎縮してしまうケースが多いです。実力的にも自分がペアより上回っていたとしても、無理に指示を出すばかりでは無く、意見を求めたりして協力していこうという姿勢が重要です。
例えば「リターン返して」と言うよりも「頼りにしているよ」と声をかけるだけで気分良くリターンに迎えるはずです。
また、ダブルスなんて大抵二人とも調子の良い時なんて無い事の方が多いです。
だからお互いにフォローすることが大切です。
あくまでテニスが上手いだけでなく
ペアの動き・調子・気分をコントロールできてダブルス上級者だと考えます。

◆長文にお付き合い下さいまして有り難うございます。

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コメント

興味深く読ませていただきました.
私も1stは,どうしても早いボールを打とうとしてしまいます.ダブルスでは,やっぱりコースが重要なのですね.
さらに,ハイボレーの重要性をあまり認識できていません.
余裕のない時もどうしてもスマッシュで決めようとしてしまい,ミスを連発しています.今度の試合からは,気をつけようと思います.

投稿: ガシャリ | 2006年10月15日 (日) 09時43分

>ガシャリさん
長文を読んでくださってありがとうございます。
この中の一つでも参考なれば、とても嬉しいです。
ハイボレーは奥が深いので是非頑張ってください♪

投稿: 川田 | 2006年10月17日 (火) 02時41分

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